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VG連絡会、会員の皆様のお陰様をもちましてかなり盛り上がってきてるようでなんとも頼もしいことです。会長のワタシの更新速度がもうちょい俊敏であれば、と思うのですがなにかと外出が多く大変です。ごめんなさい。で、会員No.1(!)の「ぬ。」さんからもう何週間も前になりますが寄稿をいただいており、やっと掲載にこぎ着けました。最近話題になっていたLIVEでVGをどう出力していくか、という経験に基づいた方法であります。尚、この色の部分は会長のコメントです。 |
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はじめまして(?)、VG連絡会・会員No.1の“ぬ。”と申します。今回(と言ってもだいぶ前ですが)会長から「誰か何か記事を書いてみないか」というお話がありまして、どうやら連絡会でもLIVEでのVG使用頻度では会長の次に位置しているのではと感じたので、僭越ながらそのあたりについて書いてみようと思いました。残念ながら私は“VG-8 EX”ユーザーなので、“88”のことはあまり知らないんですが、連絡会でのやりとりから、とくにLIVEにおいてはおそらくそれほどの違いは無いと思います。ということで、ここからは私の経験談を元にいくつか、LIVEで気持ち良く演奏するために知っておくとラクなのでは?ということを書いてみたいと思います。 |
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まずは音色から。VGをステージでも使われる方は、おそらく会長もおっしゃる通り、“Gt.の持ち換えをせずにすむ”、“色々なアンプの音が簡単に切りかえられる”と言ったことがポイントになっている方が多いかと思います。音の作り方は最近会長が雑誌等で書かれてますので、今更私がここでどうこう言っても仕方ないのでやめときます。そこらへんは会長の雑誌記事を見ていただくということで。 |
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まず、VGで音を作る時にどうしてられるかですが、Headphoneでやってられる方が多いんではないでしょうか。なにか大きめのスピーカーで鳴らせるならそのままでOKですが、Headphoneや小さなスピーカーでの時にはちょっと注意が必要です。どうやらHeadphoneで良い感じに聞こえる音は、バランス的にHighがLowよりも弱いようなのです。特にプリセットパッチでその傾向が強いみたいです。これは知ってる人(会長ではありません)が使われていた“88”でも同様でした。その結果、アンサンブルの中では幾分抜けにくいことが多いんですね。また、小さなスピーカーなどでは、簡単にオーバードライブしてしまって、いざ本番で「なんか歪みの感じが違う!」ということになりがちです。ですから、ステージで使われるなら、1度Headphoneで音作りをされる事をお勧めします。もちろんスタジオリハーサルでも確認はできますが、時間の都合上それほど余裕はないもの。先に予測を立てて、EQなどで軽めに調整しておくと早いと思います。 |
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小さいスピーカーというのは例えばBOSEとかEVのよく練習スタジオにあるタイプのことでしょうな。というか、練習スタジオのPAシステムは基本的にパワード・ミキサー+スピーカーというものが主で、そのパワード・ミキサーの出力と、スピーカーの許容入力に注意するべきでしょう。また、ラインとは言ってもVGの出力は民生の-20dbが基本なのでやはりミキサー内蔵のマイク・プリアンプが働くチャンネルか、ステレオのマイク・プリアンプがあるといいですな。マイクプリはこのごろの懸案事項で、機会があれば、DualMPを試してみようと思ってます。で、ミキサーのグライコを使うのはいいアイディアです。他の楽器の方やボーカルの方は無視して勝手にいじりましょう。どうせ文句言われることはないでしょう(笑)。ワタシの場合はカッティングの音がヘッド・フォンのモニターの状態に近いように調整します。場合によては中域がふくらみ過ぎで弾きにくい場合があり、カッティングの音で補正すると大抵はオッケーな感じです。 |
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出力方法1(Line出力) |
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VGを何で鳴らすかです。会長やRolandさんの推奨は“Line出力”ですよね。確かにこれが作った音を1番忠実に再現してくれます。これだと夜中にHeadphoneで音を仕込んで行くことも可能ですね。ただ、問題はモニター方法です。当然殆どのギタリストはLiveではアンプを鳴らしてそれをマイクで拾うというやり方でされていると思います。もちろんモニターはそのアンプからの音ですね。 しかし、Lineで出すと自分の音が足元のモニタースピーカーから出てきます。実は私はGt.の音(VG/GRを含む)をすべてLineで出していて慣れているので問題ないのですが、やはり始めは違和感がありました。なにか落ち着かないというような。ですから、Line出力でされる場合はここに注意しておいて頂くと良いかと。慣れるまでにステージが終わってしまっては話になりません。それとこのときのポイントとして、モニターバランスを客席にでるバランスと同じにしてもらうと、Vol.Pedalなどを使うときにわかり易いです。 |
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これは実に深い問題ですな。BBSでも触れましたが、VGをよりよくモニターする環境は全く整ってないというのが現状です。当然どこにでも標準的に備わるPAモニターを基準とすべきですが、確かに普段アンプを使用している人には違和感ありまくりです。ワタシも最初は死ぬかと思いました。ただ、基本的にPAモニターというものに「いい音質」など初めから期待していないので、みたいな割り切りは元々あったりするのでそれほどでもありませんでしたが。しかし、よく考えると、キーボード奏者の人々は場合にもよりますが、自分のモニターシステムを持ってきます。大抵はYAMAHAのMSなんたらとかですが、そのモニターでバランスを聞いて卓に2chで送ってるわけです。となると、ギタリストもそうしたモニタシステムを導入せざるを得ない。だったらアンプのがいいや、っつうならアンプでしょうから、ここがVGか、フツーのシステムかの分かれ目だっちゅうことで、ワタシとて、VGは持参せず、アンプのみで、ということはままあります。しかし、VG中心のシステムとなると、やはりステレオのモニターシステムが理想です。で、アコギの感じを考えるとBBSで触れたBINGOのようなチョー小型アコギアンプなんかが浮上します。まだ試してないので今度リポートします。 |
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出力方法2(アンプ出力) |
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次はアンプで鳴らす場合です。この場合、上記のモニターにおける問題は発生しません、当たり前ですが。 そこで、“音色”のところと少しかぶるのですが、音の仕込みについてです。ステージでアンプを使ってVGを鳴らすというのは、元からそのつもりでいる場合と、やむなくアンプで鳴らす場合(前述のモニターの問題や、満足なPAが無い場合など)とがあるでしょう。普段からアンプで鳴らして音を作っていて、Liveでもそれを使えるのなら何も問題はないですし、それが1番でしょう。ただ、おそらくこんな環境にある人ばかりでは無いと思います、というか私もこれが出来ない人です。 そこで、できることならLineで鳴らしたいがそうもいかず、緊急にアンプで鳴らさなければならなくなった場合の対処方です。これはいきなりのスタジオリハーサルでも応用できるはず。ここで問題になるのは、モニタースピーカーなどのフラットなスピーカーと、ギターアンプなどに使われるスピーカーとの音響的な違いです。前者に比べて、後者は圧倒的に中域・低域が強調されます。まぁ、そこがギターアンプがギターアンプである所以なんですが。よってそこの補正がポイントになってきます。でないと下の方が暴れまくってしまいます。 まず、もし間にMixerなどがあれば、それでMid、Lowをかなり大幅に削ってやります。これならアンプのMain InやReturnに入れて鳴らす(つまりプリアンプを介さない)場合にも調整が効きます。Mixerが無い場合やNormal Inputに入れる場合には、アンプのトーン・コントロールで調整してやります。(ちなみに、前述“音色”の仕込みをここで調整してやるという手もあります)。私もそれほど多くのアンプで試したわけではありませんが、例えばJCならTreble=4、Middle=2.5、Low=1.5くらいが結構作ったつもりの音に近いかと思います。(会長は「全部9時」と言ってられましたが、私はこれでは低域が暴れまくってしまいました) もちろん、VGをアンプとの間のエフェクター的に使うのなら、アンプのトーンは好きに設定していただいて、それに合わせてVGの設定をしてやればいいです。いずれにせよ、アンプで鳴らすとLine・Headphoneに比べてぐっと音圧感・パワー感がアップします。もしかしたら、これが1番ギターらしいパワーのある音が出せるのかもしれません…。 と、思いつくままにつらつらと書いてみましたが、見返すとかなり会長が言ってられた事とかぶってますね(笑)。困ったもんです。まぁ、そこは幾分体験談込みの多少具体的な話になったということで、お許しくださいませ。
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ワタシのJCの設定はVG用ではなく、GTを使用するときや、ギターを丸腰の場合での設定です。最近はTrebleをもっと絞るようにしてますが。サブ・ミキサーはワタシも使ってますが、大変有効ですね。しかし、他に混ぜるもんがない場合はミキサーは機材がむやみに増える気がしてイマイチおすすめできませんね。やはりアンプのEQ調整がいいでしょう。そもそもJCはかなりハイがでる感じなので、PA的に使用するミュージシャンも多く(ランディ・ブレッカーなどは、エフェクトを通したトランペットをJCでモニターしているし、キーボード奏者がモニターにしている例も多い)VGには向いているでしょう。時にギターアンプを使った方がVGはいい、という話も訊くくらいですが、実際に色々極端な音色を使い分ける場合はアンプとのマッチング込みでセッティング、音作りしていかなくてはならないでしょうから大変かも。ギター音中心ならほとんど問題なく、「ぬ。」さんも言うように音圧感があってよりいいかもしれません。 |
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とにかく、VGに限ったことではないと思うんですが、いかに自分が出したい音をイメージしてその音を作り出していくか、ということが大切だと思う今日この頃です。となればVGも当然そのための道具に過ぎない?訳で、ついつい色んな音が出せるからといってそれに振りまわされないようにするのが重要だと言えるのではないでしょうか。私自身この辺はまだまだ人にどうこう言えるような段階ではないのですが。 VGはレコーディングにも素晴らしい威力を発揮しますが、それだけではもったいないと思うんです。私のこの記事が、少しでも皆さんの役に立てばと願います。是非みなさんもステージでもVGの魅力を体験し、素晴らしいステージをして下さい! |
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この出力系の話題はこれから実に重要な局面になってくるでしょう。そういう意味でもキチョーな投稿をありがとうです。とりあえず、今持ってる機材で試したいのが以下で、
BINGOはやや値段は高いかもしれないですが、現在最も小型で最も優れたアンプの一つと言えます。アコギのパリパリ感且つしっとり感は他では類を見ないもので、非常に弾きやすい音を出してくれます。VGのアコギものはこれでバッチシ(既にやっている)ですが、ディストーション関係はまだやってないので、それも含めた使用を試みたい。ジャジー系の生音もVG88はかなり良いのでこれでステレオ化できたら良いなあ、とか思います。問題はパワーでしょう。BINGOはやはり小さめのギグ向きな設計ですので音量は小さいです。なので、ライブではスタンドにつけて、かなり耳元で聞くようにしています。ということは逆に小さなギグでPAがなかったりするとドラムセットにはたちうちできないという問題があります。 マイクプリはPAにラインで送る場合のDIの変わりとして有効かもしれません。やはりPIT-INNなどでも外音、モニタともにやや痩せ気味な音色になるので、これをカバーできる可能性があります。できればEQが調整できるもの(ベリンガーのマイクプリは安いのでねらっているのだが売ってない)がいいですが、いまのところ制作で使っているDualMPしかないのでこれを使用する予定です。皆様からも色々なネタとワザ等々、また別の話題もお寄せいただきたく思います。 |
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