4年の活動の後に作られただけあり、ライブ感溢れる壮絶なスペクタクルが展開される代表作。
一作目でバンドとしてのアイデンティティを確立したFRAGILEが一年もたたない内に発表したセカンド・アルバム。
マニアにはマスト・アイテムと噂される。現在でも ライブでしばしば演奏される1,4,9が収録されている。
よりヘビィに、よりメタリックな世界に到達せんと作り上げられたFRAGILEの真骨頂。
Ponta Boxでも演奏された水野のDessert in the desert、WINSでの菅沼の楽曲その名もWindsが新しい解釈で演奏されているのも聴き所。
P-Vineレーベル制作による唯一のアルバムは、ニューヨーク録音。ゲストとしてギターにマイク・スターンを迎え、壮絶なバトルが展開されている。
エンジニアもニューヨークのニューウエーブ・シーンでは"King"とさえ賞されるボブ・ムッソが担当し、ダイナミックなサウンドが楽しめる。
再びコンポジラに戻って再スタート!の5枚目となったが、実はグループには解散説もあったという中でのレコーディング。
水野の1、菅沼の4、矢堀の8に見られる変拍子、スリップの印象が強い、プログレッシブなアルバムと言っていいだろう。その後、ほどなく活動休止に入ったFRAGILEだったが…。